Scratch(スクラッチ)は、ブロックを組み合わせてプログラムを作れる無料ツールです。パソコンかタブレットとネット環境があれば今日から始められて、作った作品はそのまま自由研究として提出できます。この記事では、初めてでも形になる進め方を、作品のタイプ別に解説します。
プログラミングは自由研究になる?
なります。ただし「作って終わり」だと工作の半分の評価しかもらえません。自由研究として評価されるのは、設計→制作→うまくいかない→調べて直す→完成という過程の記録です。プログラミングはこの「失敗と修正」が必ず起きるので、記録さえ残せば実は自由研究向きの題材です。学校がタブレット学習を導入している今は、先生からの理解も得やすくなっています。
何を作る?レベル別の3つの定番
| 作品 | 目安 | 内容 |
|---|---|---|
| クイズアプリ | 小3〜・1日 | 「もし〜なら」ブロックで正解判定。問題を都道府県や理科用語にすると勉強にもなる |
| 迷路ゲーム | 小4〜・2〜3日 | 矢印キーでキャラを動かし、壁に当たったらスタートに戻る。当たり判定が学びどころ |
| シューティング・アクション | 小5〜・3日〜 | スコア・敵の動き・難易度調整まで作り込む。変数と乱数の使い方が身につく |
迷ったらクイズアプリから始めてください。1日で完成体験ができて、そこから機能を足していけます。
必要なもの
パソコンまたはタブレット、ネット環境、Scratch公式サイト(無料)。アカウント登録は保護者の方と一緒に行ってください(登録しなくても作れますが、保存のためアカウントがあると便利です)。あとは記録用のノートかカメラがあれば十分です。
進め方: 「設計図」から始めるのがコツ
いきなり作り始めず、紙に設計図を描きます。「どんな画面か」「キャラは何をするか」「どうなったらクリアか」を絵と矢印で描くだけでOK。この設計図が、そのまま自由研究のまとめの1ページ目になります。
制作中は、次の3つをその場で記録してください。
まとめ方
模造紙またはレポート用紙に、①作ろうと思ったきっかけ ②設計図 ③完成した画面の写真 ④プログラムの一部(スクリーンショットを印刷して貼る)⑤つまずきと解決の記録 ⑥工夫した点 ⑦感想と次にやりたいこと、の順で構成します。詳しくはプログラミング自由研究のまとめ方で、そのまま使えるテンプレートを紹介しています。
発展アイデア
余裕があれば、家族にテストプレーしてもらって感想を聞き、それを反映して改良した記録を足しましょう。「ユーザーの声で改良する」のは本物のソフトウェア開発と同じ流れで、まとめの説得力が一段上がります。中学生なら、クリア率や平均スコアを集計してグラフにすると、プログラミング×データ分析の研究になります。
注意点
Scratchのアカウント作成やコミュニティ機能の利用は、必ず保護者の方と一緒に。作品をネットに公開する場合は、本名や学校名を作品内に書かないようにしてください。長時間の作業になりがちなので、休憩をはさみながら進めましょう。
テーマがまだ決まっていない人は、診断ツールで「プログラミング・IT」を選ぶと、Scratch以外の候補も含めて自分に合うテーマが見つかります。